ツイッター漫画とボカロPとVtuberの末路
競争原理で漫画も音楽もyoutuberもVtuberも生きている以上、飽和が始まりものすごい質の高いものか人脈がすごくある人のみ生き残り、それ以外に分類されてしまう作品のクリエイターや演者(Vtuber)は伸び悩みに苦労する展開がこれから起きていくのではないか。
LINEスタンプがあっという間に廃れたようにどこかこの国は一過性のブームでコンテンツを消費してしまうところがある。
単純に作品数が多すぎて、チェックしきれないというのも大いにあると思うけど。
Vtuberに個人的に思うのは室内に活動が限られがちで、企画も流行りのゲームをやる方が多い感じに見受けられるが月ノ美兎くらいに変なゲームばかりやる独自路線なキャラが現れないのが少しく残念である。
ボカロ界隈では曲を多彩に作ってみたところで、テンポがめちゃくちゃ速くてキャッチーで王道を征く作風でないとあまり再生してもらえない状況、それなりな枚数のイラストやいーあるふぁんくらぶ並のMVでないと一切再生数もマイリスも期待できない感じが曲しか作れないタイプの自分にはしんどかった。
ネット=怖いものという認識が激しくあった人間としてはいつまでたっても女性ボーカルが見つからない(変な曲が多すぎて歌いづらい、少しリズム感が変だからかそれも断られ案件に拍車をかけた)苛立ちから13年にボカロ曲を上げるまでは勇気が足りなかった。
はてなブログユーザーでクリエイターに憧れる方は炎上も評価の多寡にも恐れない心を持って進むことが重要だと説きたい。
創作は使命(いのち)を削り、何かを生み出す行為だ
2009から小説家志望で、10年に本格的な長編小説をあるバンドの憧れで書き上げ並行して音楽活動もマイペースに08年~13年までやっていた。
アウトプットをしまくってる割にはどこか戦略や時流を読むのが下手で対人恐怖が激しすぎるせいかネット上で他の小説家志望やボカロPなど同業者的な人と繋がるのにも消極的で孤独に身を置き、あてもなく作品を作るのは楽しいがつらい。
18年からは本格的に絵を描き始めて集中力のムラや散々小説や音楽を無骨に創り少ししかレスポンスがなかったことに疲れ、漫画はそこらの漫画家志望の4割くらいのクオリティ(本人としては全力)でしか描けないのにもジレンマがある。
人気のある二次創作やカバー曲に進める器用さがあればオリジナル曲や一次の小説も伸びたのかもしれない。
でもどんなに完成度の高い作品を二次創作で作り上げたとしても、正規に名前を残すことはできない。また、広く浅くしかアニメや漫画にハマれない性分が不向きすぎるのもあったと思う。
音楽活動も金欠過ぎて2年に1度ライブをやれればイイほうで基本的には13年の1年にひたすらボカロ曲を一枚絵(半数はほぼ転載に近い)で公開するしかなかったのも不器用すぎたのかもしれない。
どんなに作品を作っても、対人恐怖過ぎて孤独を極めながら少しの評価でとどまって、乱作によりわずかな賞賛すらも消え、病む一方であった。
無名ボカロPを失敗したストレスと将来への不安から酒に逃げ、15~18年にかけてはとにかく何もしたくない鬱々とした気分で日々を過ごしていた。
ほとんど評価されない創作活動の代償がやってきたのだろう。
音楽が評価されない悔しさは新しい音楽を作ることでしか晴らせないし、絵も小説もまた然りである。
それでも昔の自分を今は少し認めてあげたい。